性教育におすすめの絵本①

性教育

こんにちは!

前回、私が性教育を始めたきっかけについてお話させていただきました。

今日は私が自宅で子供たちに読んでいる性教育の絵本について、紹介したいと思います。

性教育の絵本は現在たくさん出版されていて私もとても迷いました!そんな方々に少しでも参考になれば嬉しいです。

私が選んだのは、

「とにかく さけんで にげるんだ ~わるい人から身をまもる本~」です。

この本は、例えば、

デパートで迷子になったらどうする?

公園で知らない大人の人から声をかけられたら?

などなど、子供たちが身近で起こり得る様々な場面で、

どうやって自分の身を守っていくのか、

また、性被害にあったときにどうすればいいのか、

とても詳しく、わかりやすく描かれています。

大きなイラスト付きで具体的な行動や会話でストーリーが進むので、子供も飽きず何度も読み返しています。

『知らない人に声をかけられても付いて行っちゃだめだよ!』

と、親なら子供たちによく言い聞かせることだと思います。

でも、それだけでは断片的で実際そのような場面に出くわしても対応できるのか、心配に思う親御さんも多いと思います。

この絵本はストーリーを追いながら、より具体的にどう対応すればいいのか、伝えることができます。

また、性被害とはどういうことか、口で説明することは難しいですが、

性被害について子供たちも想像しやすく、嫌だと言っていいんだ、逃げていいんだということがわかります。

そして、男の子の登場が多いこともこの本の大事な要素だと思いました。

近年の性被害のニュースを見ていても男の子だから安全だということはありません。

性被害には性差がないということを教えるのも大切だと思います。

この絵本を読むときに私が一番意識したことが、真剣に読む、ということでした。

そうすると、子供たちも本当に真剣に受け止めてくれます。

最近は長女が次男にこの絵本を読み聞かせてくれるようになりました。

「やめて!」と叫んで逃げたり、悪意を持って子供に近づこうとする大人の言動など、長女がうまく会話を表現しているのを隣で聞いていて、感心します!

過度に警戒する必要はないけれど、子供たちを狙う悪い人もいるのだという現実を、子供たちに知ってもらうことが大切だと思います。

私はこの絵本を読んでいて、以前に読んだニュース記事を思い出しました。

小児性犯罪のプログラムに関わっている方の記事でした。

日本での性犯罪における治療は、対象者や、内容、期間が不十分ということに加え、性犯罪者には「認知のゆがみ」というものがある、という内容でした。

衝撃的だったのは、例えば痴漢常習者は、

「相手も痴漢されたかったんだ」

「相手も気持ちよかったんだ」

と本気で思っているということでした。

しかも、その思い込みは痴漢常習者の勝手なものとは片付けられないのだそうです。

どういうことかというと…

日本社会の価値観として、

「いやよ、いやよも好きのうち」

「被害に遭う女性にも落ち度がある」

という価値観が残念ながらある

そういった価値観が、性犯罪者を生むきっかけになること、

日本社会はその価値観を変えていく必要がある、といった記事でした。

私は、性被害は人の人生に大きな影を落とすと思います。

子供の頃は良く分かっていなかったけれど、私自身も大人になって振り返ると性的に嫌悪感をもった出来事だったな、と感じ、嫌な気持ちになることがありました。

性教育は、赤ちゃんができる過程を教えるだけではなく、

自分の体を知ること、

されて嫌だと感じた時は嫌だと言えること、

自分の体を大切にすること、

を伝えることが大切だと思います。

そして相手にも守るべき心や意思があり、相手を尊重すること、大切にすることを教えることこそ重要だと思います。

特に今はネット社会で様々な性的な情報があふれています。

私はそれらに触れる前に子供の頃から大人が真剣に伝えていくことが大切だと思います。

それを伝える手段として、こういった絵本や、信頼できる動画など、色々と活用すれば取組みやすいと思います。

子育てをしていて感じるのは、国語や算数の勉強はもちろん大切。

でも、

「性」に関する考え、価値観とは一生涯付き合っていくもの

人間形成の面でも大事なことだと思います。

子供たちが学校や家庭で性教育に触れる時間が増えていくことで、性被害に遭う子供たちも、性被害の加害者も減っていくといいな、と心から願っています!

私もまだまだ性教育については勉強中です。

その中で感じたことや体験など、またここで綴っていきたいと思います!

性教育に取り組もうと思っている方々に少しでも寄り添えたら嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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